アルゼンチンタンゴを横浜で!

「池田達則さんインタビュー」(2009年12月25日) (その1)(1/3)

− 実は今日は、イエス、ノー方式の質問を10個ほどを考えて来ました。こちらの質問にお答え頂きながらいろいろお話を伺いたいと思っております。

池田達則さん(以下、池田)) わかりました。

− 早速、最初の質問なのですが、
「初めて、バンドネオンを弾こうと思ったとき、この楽器はものにできるという自信があった。」

池田)ああ、これはですね、バンドネオンに触る前はできるんじゃないかな、と思っていましたね。一応イエスですね。ですけどやってみたら、すごい難しい、、なんだ、この楽器は?と、泣きたくなりましたよね。

− 「この最初」は何歳のときなんですか?

池田)僕は16歳ですね。

− 16歳ですか。はじめられるきっかけとかは何だったんですか?

池田)中学校の時、14歳の時にピアソラを聴きはじめて、他のタンゴも聴きはじめて、高校に入ってちょっとお父様に頼んで、『やってもいいですか?』、『ダメだ。何だ、その楽器は?』、母親に言ったら『何、バンドレン?何その楽器?』みたいなことを言われ(笑)、、、、そんな感じでしたね。

− タンゴって、うーん、普通接点って少ないんじゃないかなと思うんですね。Jポップのように頻繁に街でかかっているものではないし、私は齋藤先生に出会わなかったらタンゴ出会わなかったかと感じているんですね。

池田)ああ、なるほど。

− その「ピアソラを聴く」という接点は、結構限られている接点だと思うんですね。

池田)そうですね、まぁ、よくある「テレビで」なんですね。テレビですね。

− いや、テレビで見ても、弾きたいってなかなかならないと思いませんか?

池田)最初は思わなかったんですけど、中学校の時から色々な音楽を聴くのが好きだったものですから、ピアソラの「ブエノスアイレスの午前零時」という曲があるのですけど、これをテレビで見て、『うわぁ、何これ、気持ち悪い曲』と思って、不気味だったんですよ。でも、スタイリッシュでカッコ良かったんですよね。ちょっと、試しにこの人のCDを何枚か買って聴いてみようと思って、聴き始めたのが最初なんですよ。そして、調べたらこの人はアルゼンチンタンゴの人なんだ。それで、アルゼンチンタンゴって何だろうと思って、僕はその時は実はクンパルシータすら知らなかったですから、、、、

− ピアソラが最初なんですね。

池田)一番最初ですね。

− たぶん多くの人はそうなった時に、ファンで終わってしまうと思うんですよね。タンゴって面白いなと。弾こうってなったのは音楽を演奏したいという気持ちが強くあったんでしょうか?

池田)まず、(バンドネオンには)楽器の憧れがありましたよね。水が流れるようなすごいキラキラした音色が印象的だったんですよ。それがピアソラの音でしたね。

− ピアソラに出会う前は何か楽器に触りたいという気持ちはあったんですか?

池田)ピアノをやっていましたね。あとは、吹奏楽だったので、やっぱり音楽は好きだったというのがありますよね。クラシック、ジャズとかも聴いてましたね、みんながGLAYとかミスチルとか聴いているときに。

− やっぱり、それは嗜好が子供の時から大人びていたんじゃないですか?

池田)どうなんですかね。

− 友達とは俺は違うなあとか?

池田)いやあ、友達は一杯いたんですよ。友達とは色んなことを話したりしてその時の好きな音楽を聴いたりしてましたけれど、ピアソラは自分だけの趣味として、特にタンゴ友達みたいのはいなかったですね。さすがに中学生では。

− その話と近い質問で「バンドネオンより利き酒の方が自信がある。」

池田)そうですね。これは面白いから、イエスって答えた方がいいと思うんですよね。

− 私の印象ですと、飲み屋でのお酒の選定がすごくうまかったなと。

池田)あっ、ああ、そうなんですよ。

− 驚いたのは、20代前半にも関わらず、なんでそんなに日本酒が好きなんだ、そんなに知っているんだと。

池田) 僕は最初お酒嫌いだったんですよ。はたち過ぎてもあまり飲まなくて、日本酒を飲むようになったのは、21か22の時にたまたま親父の友達のおじさんが、日本酒を持ってきてくれて、「あっ、これうまいな!」と思って、色々飲んでみようと思って、そっからですよね。最近なんですよね、日本酒にハマッたのは。

− へぇー、でも普通より大人嗜好なんじゃないかと思うんですよね。

池田) 今はお酒の種類じゃなくて、お米の種類が当てられるように頑張っているんですよ。山田錦か亀の尾か。

− えっ、わかります?

池田) 正直当てられないですけど、なんとなく、あっ山田かなとか。

− 私が前に齋藤先生から伺ったのは「耳が良い人は、舌が良い」っていうのがあるんですけど。

池田)えっ、そうなんですか。知らなかったな。

− だから共通部分があるんですかね。演奏を極めていこうというのと、日本酒をきわめていこうという。

池田) さすがに、そこまで深くは考えてないんですけど、まあ、両方好きなことは確かですね

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